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訪問鍼灸マッサージに関するノウハウを網羅的に発信します!

施術関係

【評価されない】頑張りが報われないときの解決方法【訪問鍼灸・マッサージ】

こんにちは!
「今日こそ独立開業だぞ☆ブログ」管理人のしょちょーです。
本日も出張ブログをお届けします^_^
「一生懸命頑張っているのに、なかなか評価されないし、報酬も上がらない」
そんな風に感じたこと、ありませんか?
僕はありますよ^^
しょちょーは駆け出しの頃は朝7時に出社して夜23時まで働いていました。
(そういう文化の治療院でした)
一生懸命にやっていて、身も心も疲弊しながらなんとか毎日を過ごしていまいた。
そんなある日、たまたま見てしまったのです。
院長の給与明細を。
スタッフ控室内のゴミ箱を清掃しようと思って、いつもの時間にいつものように整理していたら、給与明細がゴミ箱の中で全開で入っていたのです。
なので完全にたまたま目に入ってしまっただけではありますが、衝撃を受けました。
 
「しょちょーより3倍以上多い、、、」
 
なんとも言えないモヤモヤを感じたことは確かです。
ですので僕自身、以前はスタッフとして、今は経営者として、両方の立場を経験した中で思うことがあります。
今日はその考えを共有したいと思います。
 
●「評価」よりも「支援」

今、僕の会社では「評価」は全くしていません。
代わりに「支援」をしています
なぜなら、評価とは「外からの基準に当てはめて、人を測ること」だからです。
でも、上司も人間です。すべての働きを見ているわけではありません。
例えば、夫婦で一緒に暮らしていても、1日中お互いを見ているなんてことはありませんよね。
限られた情報で、誰かを完全に評価することにはどうしても限界があると思うんです。
だから僕は、「今月どんな目標を立てて」「どんな行動をして」「どうだったかを内省し、次に活かす」そんなふうに、本人と一緒に考え、支援するスタイルをとっています。
スタッフの1人から「評価システムを導入したほうがいい」と進言を受けたことがありますが、丁重に断りました。
なによりしょちょーの会社は小規模です。
少人数の組織ではその手間が成果や改善に見合わず、形骸化するリスクが高いと考えています。
それに、上司と部下の関係性が「育成」や「支援者」から「評価者 vs 被評価者」に変化してしまい、素直な相談や対話がしづらくなるなと直感しました。
皆さんは評価されたいですか?
 
●「頑張ってる」は主張、「実績」は証明

報酬の話もよく出てきます。
もちろん、会社ごとに方針があります。
固定給のところもあれば、社長の裁量で多少変動する会社もあるでしょう。
でも僕は、やっぱり「実績に応じて報酬が決まる」形が一番健全だと感じています。
年数が長いとか、ベテランだからといって、それだけで高報酬になる時代ではありません。
1日1日の積み重ねが、今月の実績となり、その実績が正当に評価される。
その方が、公平だし、自分でも納得できますよね。
ここで大切なのは、自分の“頑張り”が実績として残っているかどうかです。
例えば、自分では「頑張ってる」と思っていても、それが
 
・数字に現れていない
・誰の何の課題を解決できたのか曖昧
・会社の目的に寄与していない
 
だとしたら、それは「主張」に過ぎず、「実績」ではないかもしれません。
もう一度言います。
頑張りは主張、実績は証明です。
 
●実績は「ありがとう」の数で見えてくる

じゃあ、どんな実績がいいのか?
僕が大事にしているのは、「ありがとうで満たされた売上」です。
ただ数字を上げるだけではなく、
「あなたにお願いしてよかった」「本当に助かった」
そんな感謝が伴った売上を、僕たちは目指すべきです。
同じ10万円の売上でも、そこに込められた意味は天と地ほど違うんです。
訪問鍼灸マッサージをしていると、患者さんたちは高齢の方がほとんどとなります。
あの手この手で介入回数を増やしたり、必要かどうか分からないオプションの何かを販売したりなどで売上自体を上げることは、伝え方次第で恐らくできます。
でも、そこには患者さんや家族からの感謝は薄いかもしれません。
売ったスタッフにも、スタッフ自身気が付かないほんの少しのシコリを心に残すことになります
そしてそのシコリはいつしか少しずつ少しずつ大きくなっていって「これは本当に良いことなのだろうか?」と自身の足取りが重くなる日が必ずきます。
これでは誰も良い思いをしませんよね。
そうではなく、以下のやりとりの末の売上向上ならどうでしょうか?
 
・足部外果と踵骨外側部へ褥瘡のステージ2ができた
・許可をとって写真を撮り、経過を追うことにした
・訪問看護が介入しているから連絡をとって同席させていただき、処置や看護ケアについて共有した
・患部への血流促進の必要性のため訪問回数を週2回から週4回へ変更打診し、期間は長くても6ヶ月で様子を追っていきたいと本人、家族へ伝えた
・2週間毎に写真をとって経過を追い、写真は遠方に住む家族へ送った
・2ヶ月後には保護も取れた
・週3回へ減らし、再発しないか様子を追うことにした
 
[結果]
・家族からお礼の電話があった
・看護師さんとはそれから頻繁にコミュニケーションが取れるようになった
・ケアマネさんからも厚く信頼を寄せられるようになった
・スタッフの自己肯定感はめちゃ上がった「やってよかった!」
 
これは実際にしょちょーの会社での実例です。
このようにした売上の増加は、まさしく「ありがとう」で満たされています。
何よりこういった取り組みの果ての実績は、スタッフ自身にものすごく強い肯定感を引き出せることとなります。
 
「嬉しい」気持ちになっていただける
「ありがとう」と言われる
 
こういった要素を想像し、喜ばれることはなにか?を突き詰めた行動は最強です。
 
●実績を書き出し、自分で自分を評価してみよう

「評価されない」と悩んでいるときこそ、自分の実績を紙に書き出してみましょう。
例えば…
 
・1ヶ月の訪問件数と売上金額
・人件費
・かかった経費
・感謝の言葉をもらった回数や内容
・リピート率、紹介件数
 
書き出してみましたか?
いかがでしょうか?
実績を書き出す時に、多くの患者さんたちの笑顔を思い出せていたら、それはとても素晴らしいことですね^_^
まずはそれらをもとに自分で自分を評価し、良いのか・まずまずなのか・まだ伸びしろがあるのかを考えましょう。
こうやって、自分の「実績」を言語化しておくと、上司とも対話がしやすくなります。
なぜならそれは主張ではなく、事実に基づくものですから。
これら事実ベースと、自身の内省をもとに上司と話すと、上司から見たあなた自身の総評をいただけます。
しかも、恐らくその総評もめちゃ精度が高くなります。
このように他人からの評価を待つのではなく、自身で実績の書き出しと評価を先に行い、それをもとに改めて他者からの評価をいただく行為には強い主体性を感じますよね
こうした行動をしているスタッフがいたら、僕自身は間違いなくものすごく信頼を寄せると思います。
 
●最後に

もし今、「評価されない」と悩んでいるなら、自分の頑張りを“主張”ではなく“実績”として届ける工夫をしてみてください。
その実績をもとに正当な評価であったり、正当な報酬に紐づいているかどうかを客観的に話せる会社であってほしいとも願います^_^
そして、今現在このブログを読んでくださり、日々誰よりも頑張っている「あなた」へ。しょちょーが上司の代わりに言います。
あなたは毎日頑張っていて本当に素晴らしい!👍️
あなたの頑張りは必ず患者さんの笑顔へと結びついていきます。その調子でいきましょう!
ぜひ、皆さんのご活躍を期待しております!
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著者プロフィール

●しょちょー

訪問鍼灸マッサージ業界で10年以上、現場・マネジメント・経営のすべてを経験。都内の整骨院で訪問部門をゼロから立ち上げ、7年で年商1億円にまで育て上げたのち、2021年に独立開業。

営業・採用・教育・訪問・請求業務などをすべて自ら経験し、現在は7名体制の治療院を運営中。全国のあはき師に向けてセミナーやブログでの情報発信も積極的に行っている。

自身の白血病の闘病経験を通じて「豊かに生きること」の大切さに気づき、現在は【今日こそ独立開業だぞ☆ブログ】を通して、独立や経営に悩む施術者を支援する活動を続けている。

好物はマヨネーズ。三色丼の三色をほぼ一色になるようマヨネーズをかけて食べるのが楽しみ。