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訪問鍼灸マッサージに関するノウハウを網羅的に発信します!

ケアマネ営業

ミニコラム~御用聞きに学ぶ営業

 御用聞き、という言葉は、今はもう廃れているかもしれませんね。

 私の話になりますが、以前実家でマンション暮らしをしていたことです。週に一回か二回、朝の時間帯にマンション中に大きな声が響きます。

 「こんちには!クリーニング屋で~す!!」

 クリーニング屋さんの訪問です。まさに御用聞きですね。気持ち良い朝にふさわしいような爽やかでよく通る声だったのが印象的で、一件一件回ってお伺いをしていました。

 営業となると「また来たか…」と辟易しがちなところですが、何故かこの方はそういったネガティブな印象が一切なく、どのお宅も快く迎えていたように思います。

 クリーニング屋さんですので、さすがに毎回毎回何かをお願いするということはありませんが、何か頼みたいと思うものがあると、「じゃあお願いしますね」とお預けしていました。

 勝手な推測ですが、あのマンション(11階建て)の半数~7割くらいの方が、利用していたのではないでしょうか?ちょっと盛っているかもしれませんが…


 これをそのままケアマネ営業に転用することは、もちろんできませんが、エッセンスは多く含まれていると思います。

・爽やかでよく通る気持ちよい声
・嫌な印象が一切ない
・頻繁に来てくれる

 頻繁に来ることは必ずしもプラスにはなりませんが、他と組み合わせることによりプラスに働けば、強烈に良い印象が残ります。何か依頼をしたいなと思った時に、「そういえばあの人がいたな、あの人にお願いしよう」と思い出してくれやすくなるのではないでしょうか?

 初回の訪問営業から、いわゆる御用聞きの立場になることは不可能です。回数をかけて、良い印象を積み重ねることによって、皆にとっての御用聞きポジションになれると思います。

 御用聞きポジションになれれば、小難しい営業トークをしなくても、行ってご挨拶するだけで、タイミングがあえば紹介を得られます。これ、かなり良いポジションだと思いますが、いかがでしょうか?

 この考え方が必ずしも正しい、と言うつもりは毛頭ありませんが、よろしければ参考にしていただければ嬉しく思います!