MENU

ブログ

Blog

訪問鍼灸マッサージに関するノウハウを網羅的に発信します!

学生向け

鍼灸師/マッサージ師のキャリアを考える:本気の3年間が未来を拓く

こんにちは!
「今日こそ独立開業だぞ☆ブログ」管理人のしょちょーです。
本日は出張ブログをお届けします^_^

新年度も始まり、新スタートを切られた先生方が多いのではないでしょうか?
今回の内容は鍼灸師/マッサージ師のキャリアについてです。
僕自身は施術者から管理者になり、現在は事業運営者として活動しております。
それぞれの立場を経験していますので、皆さんの参考になれるようなお話ができると思い記事を作成しました。
ぜひ最後までお読み頂けたらと思います^_^
 

1.ただ我慢するだけの3年間では意味がない

鍼灸院、整骨院、トレーナー、訪問治療院、介護現場など、私たち鍼灸マッサージ師が活躍できるフィールドは実に多彩です。
さらに、今は転職市場が活発化し、より良い環境を求めて自由にキャリアを選択できる時代。多くの職場が人手不足のため、選択肢は広がっています。
そんな中、「石の上にも三年」という言葉があるように、最初の3年間は仕事を続けて、やりたいことや仕事の本質を見つけるべきだという考え方があります。
しかし、僕はこう思います。
 
「ただ3年間、我慢して働いても仕事の本質は見つからない!」
 
イヤイヤ続ける仕事は、企業にとっても、働く人にとっても良い結果を生みません。
では、すぐに転職すればいいのでしょうか?
転職自体は決して悪いことではありませんが、同じ姿勢で転職を繰り返しても、また同じ問題に直面し、同じ悩みを抱えることになるかもしれません。
 
 
2.大切なのは「本気の3年間」を過ごすこと

ポイントは、「本気で向き合う3年間」を過ごすこと。

企業にも
サービスを受ける方々にも
そして自分自身にも

真剣に向き合い、学び、成長する。そんな3年間には大きな価値があります。
ただ漫然と過ごした10年間よりも、本気の3年間のほうがはるかに充実し、自己成長につながるのです


3.自分の付加価値を高める

一度選んだ職場です。
選んだ自分に責任を持ち、本気で貢献してみましょう。本気で取り組めば、環境は大きく変わります。
熱いハートを持つ某スポーツコメンテーターさんも「本気になれば全てが変わる」と仰っていますが、これは事実と思います。
3年間が濃密なものになれば、自分の付加価値は飛躍的に高まります
また、成長を続ける企業は、研修制度や働く環境も少しずつ整備されていくもの。
待遇が良くないと感じたとしても、その企業が今どの成長段階にいるかによっても求められるラインが変わってきます。
実際、僕が初めて採用をしたママさん先生には、びっくりするくらい安い報酬しか当時支払えませんでした。これは開業して2年目のフェーズで、福利厚生なんてありません。
でも、ママさん先生は僕を信じて3年間、一緒に本気で走ってくれました。
現時点ではうちは7名体制、どの社員も優秀なので誰もが院長ができる素養を持っていますが、彼女以外の院長像が想像できなくなるくらい本気の先生です。
そうして僕の会社は5年目に突入をしましたが、ようやく福利厚生の一環として、業務災害保険(労災に更に上乗せ)、所得補償保険といった保険加入や、先生方に支払う報酬も年間50万以上増加させられました。
待遇って、人と企業の成長で変わるのです
社員たちのおかげで事業計画が前向きに考えられ、より地域貢献ができる体制になってきているのです。報酬や福利厚生も増やせてこれました。
これは僕だけでは到底できません。本気の人材が、企業を強く前進させてくれるのです。
このように、例えば同じ研修、同じ学びを受けていても、企業も人も成長に差が出るのは、以下のような「姿勢」の違いによるものです。

仕事への姿勢
会社への姿勢
患者さまへの姿勢
そして自分自身への姿勢

この姿勢は、自分で気づき、自分で向上させていくしかありません。
 
 
4.とはいえ、労働環境が悪ければすぐに転職を

ただし、給与や労働時間が法令に違反している場合は話が別です。そういった環境ならば、迷わず転職しましょう
私自身、専門学生時代に日給3,000円という当時でも非常に強気な治療院で働いた経験があります。インセンティブ制度があったものの、患者さんが来なければ無収入。ある日9時〜22時の12時間働き、誰も来なかった日があります。
ふと、時給計算しましたら、なんと時給250円でした。
250円でした、、、!

~~
しょちょー(または大上) 「院長、250円ってあんまりです、転職します!」
院長   「ふふふ、では日給4000円にしよう、頑張ってくれるね?」
しょちょー (または大上)「え!?良いんですか?頑張ります!!」
~~

といって、そこから時給換算333円で3ヶ月間ほど頑張りました
学べるかどうか以前の問題、というか当時の僕自身にも問題ありそうですよね。
企業の運営側としても、最初から完璧な環境を整えるのは難しいですが、大切なのは、前向きに改善していく姿勢があるかどうか。その見極めが重要です
 
 
5.良い職場を見つける方法

転職を考える際には、ただ人材紹介会社に頼るのではなく、自ら情報を集め、職場の雰囲気を確かめることが大切です。
こんな方法で探してみましょう

1. Google検索を活用する(キーワード例)
o 「◯◯市 鍼灸接骨院」
o 「◯◯市 訪問鍼灸マッサージ院」

2. 企業のホームページをチェック
o 求人情報を確認
o 会社のビジョンや地域貢献の方針を調べる

3. 直接問い合わせてみる
o 見学を申し込む
o 実際に働く人と話す
 
こうしたアクションを起こせば、ミスマッチを防ぎ、自分に合った職場を見つけることができます。
また、人材紹介会社や、人材紹介会社さんが運営する求人情報サービスのホームページを利用しての採用となると、企業側は紹介手数料として数十万~数百万円を支払う必要があります。
企業の採用担当者に直接問い合わせれば、こうしたコストが不要になり、よりスムーズに採用が進むこともあります。(というよりも、スムーズに進むことのほうが多いです)
僕ならその数十万円を求職者の福利厚生やスタートアップ手当金に回したいのが本音ですので、「自分が経営者だったら」「お金を支払う立場なら」というイメージを持っておくことも大切と思います
 
 
6.最後に

自分の働く場所は、自分で調べ、自分の目で判断しましょう。
そして、一度選んだ職場で本気の3年間を過ごせば、必ず自分の価値は高まり、より大きな未来が拓けます。
万が一「待遇が良くなかったかも」と思っても、本気で取り組んだ3年間があれば、あなたの市場価値は格段に上がります
ぜひ、自分自身のキャリアを主体的に築いていきましょう!
皆さんのご活躍を心から願っています!
____________________________________
●在宅鍼灸師・在宅マッサージ師養成講座のご案内●
 
「在宅領域で活躍できるプロフェッショナルを目指したい!」
「訪問鍼灸・マッサージに興味はあるけど、どうすればいいかわからない…」
「なかなかお客様が集まらず、安定的な事業運営が難しい…」
 
そんな方のために、伴走型の養成講座を開講中です!
 
☑少人数制&オンラインで学べる!
☑ 事業運営のノウハウを基礎から実践まで網羅!
☑ 座学だけじゃない。ひとりひとりの実践と細やかなフィードバックを実施!
 
\在宅医療のプロを目指せる/
在宅鍼灸・マッサージ師養成講座の詳細はこちら 
____________________________________

著者プロフィール

●しょちょー

訪問鍼灸マッサージ業界で10年以上、現場・マネジメント・経営のすべてを経験。都内の整骨院で訪問部門をゼロから立ち上げ、7年で年商1億円にまで育て上げたのち、2021年に独立開業。

営業・採用・教育・訪問・請求業務などをすべて自ら経験し、現在は7名体制の治療院を運営中。全国のあはき師に向けてセミナーやブログでの情報発信も積極的に行っている。

自身の白血病の闘病経験を通じて「豊かに生きること」の大切さに気づき、現在は【今日こそ独立開業だぞ☆ブログ】を通して、独立や経営に悩む施術者を支援する活動を続けている。

好物はマヨネーズ。三色丼の三色をほぼ一色になるようマヨネーズをかけて食べるのが楽しみ。