こんにちは！この文章がアップされるときは、学生の皆さんは夏休みだと思います。最終学年の方は、まとまった勉強時間を取りやすいと思うので、この時期をどう活かすがカギになるのではないでしょうか？

　さて、今回は、私が考える「最高の勉強法」をお伝えします。これを行うと、記憶の定着率が全く異なりますよ。
　


　それはずばり


　他人に教えること


　です！！

　
　実際に私はこれを何人かの後輩に伝えてきましたが、反応は決まって
「自分の勉強で手一杯で、とても教える余裕がない…」
「自分のレベルでは、人に教えられる自信が持てない…」
というものでした。もちろん、その気持ちはとてもよくわかります…が、

　違います！

　人に教えるのはもちろん相手のためにもなりますが、間違いなく一番自分のためになるのです！以下、その理由を見ていきましょう。


①下調べを念入りに行う

　人に教えようという方は、多かれ少なかれ責任感が強いタイプだと思います。そのため、いい加減なことを教えて相手に迷惑をかけてしまうことは、避けなければ、と思うのではないでしょうか？そしてそれは実際にその通りですよね。

　そのため、人に教える前には、念入りに自分で下調べをすることになると思います。質問を受けることも想定されるので、恐らく、自分一人で勉強するより遥かに詳しく調べることになるのではないでしょうか？

　それが、結果として自分の身になる、ということですね。


②アウトプットをするということ

　最高の記憶術は「アウトプット」と言っても過言ではないと思われます。

　人間は、自分の頭の中であれこれ考えるよりも、実際に声（音）に出した方が、記憶に残りやすいようですね。

　また「説明する」ということは、話にスジが通っていないといけませんから、スジが通った話をしたことにより、それが却って自分の理解をより深めることになります。

　そこで、「ちゃんと説明できるかな…？」と不安になるのもよくわかります…が、説明の際に話が支離滅裂になってしまっても大丈夫です！むしろチャンスです！

　それは「自分の理解がまだ浅かった」ということに気付けたということですので、その場で相手と一緒に教科書を開いて理解を深めましょう。

　余談ですが、このような「説明が上手くできなかった…」みたいなエピソード記憶も、その後の記憶の定着に大きく関わりますので、何気にお得だったりします（笑）


③噛み砕いた説明を

　形式上はこちらが教えるということですので、理解度は若干でもこちらが進んでいることになります。当然、用語なども相手より知っているものと想像されます。

　ただ、教える相手に対して、難しい専門用語の羅列をしても、話は伝わるでしょうか？

　そうではなく、その難しい用語などを噛み砕いて、伝わりやすいように表現を変える必要があると思います。例え話を使うのも有効ですね。

　この、噛み砕く作業は意外と頭を使います。この作業が、教える側の理解度を自動的に深めてくれるのです。

　もし、教える側が噛み砕いた表現に変換できないのだとしたら、それは教える側の理解が不足している、ということになります。

　ただ、それはそれで良いのです！教えている最中に「あれ、自分できていないな…！」ということに気付けたのであれば、それは素晴らしいことだと思います。



　このように、他人に勉強を教えるということは

・相手の勉強になる
・正確に下調べをする
・自分の記憶の定着に繋がる
・自分の理解度を把握できる

と良いことずくめなのです！


　お勧め勉強法として、数人のグループを作り、それぞれ持ち回りで講師役を決め、質疑もしっかり行うようにすれば、精度の高い勉強会になるのではないかと思います。

　…やはり、自分が講師役を務めた分野が一番記憶に残るものですけれどもね（笑）

　ぜひ、お試しくださいませ！